2020年10月25日の「情熱大陸」に空中ディスプレイ開発者として出演した大坪誠。
空中ディスプレイは現在「非接触型タッチパネルへの応用」への期待から感染防止策として世界規模の注目を集めています。
医療現場でMRI映像を立体で再現する可能性等といった様々な場面での活用も考えられています。
大坪誠が所属する株式会社アスカネットだけでなく大手企業も空中ディスプレイ開発に着手しており、この技術に対する将来性の大きさが感じられます。
空中ディスプレイ開発者である大坪誠の経歴
空中ディスプレイは生活の中で何に役立つのか
空中ディスプレイ開発を手掛ける会社を紹介
大坪誠の経歴とプロフィール
幼少期~大学
1955年長崎県五島市生まれ
五島列島の自然の中で
「自分はなぜここにいるのか」
「いったい何者なのか」
と違和感を持ちながら育つ。
技術者だった父の影響を受けて大学では技術系に進学。
大学卒業後
鉄鋼関係エンジニアリング会社にて電子部品開発などを経験
3Dベンチャー起業
空中結像技術の開発を開始。
2011年株式会社アスカネット入社
大坪誠の空中ディスプレイへの発想点
空中ディスプレイを思いついたのは新幹線の車内でした。
車窓を流れる景色を別の場所でも見ることができたら楽しいだろうと考えたことが発端。
現在の所属と仕事
株式会社アスカネット
エアリアルイメージング事業部に所属
ASKA3D商品の品質向上・量産化と並行して空中ディスプレイ基礎研究を継続中
プライベート
家に帰ると熱狂的な広島カープファン。
かつて事業に失敗したことから多くのものを失い現在は一人暮らし。
空中ディスプレイは何に活用できるのか
医療・衛生分野
非接触型タッチパネルの実現により感染症対策の手段が広がります。
MRI検査画像をより立体的にとらえることで医療技術の発展に役立つと言われています。
空中での結像が可能となれば手術室などの限られた空間に平面ディスプレイを設置する必要がなくなり、省スペース・衛生管理の点から有用と考えられます。
テレビ・PC・スマホ等のディスプレイ
現在の平面ディスプレイに代わって空中に画像を映し出す、マンガやSF映画の世界が日常となるのかもしれません。
自分がどれぐらい生きられるかは分からんけど空中ディスプレイを操作するまでは死にたくない。 pic.twitter.com/mGvKuyP1Fu
— Upapa🥕 (@upapa_usg) January 20, 2019
電子看板
最近では多く利用されるようになった「プロジェクションマッピング」。
これを立体で楽しめるようになるかもしれません。
空中ディスプレイ開発を手掛けている会社
空中ディスプレイやその材料に関連する研究をしている会社は複数あります。
その一部について以下に記しました。
シャープ
三菱電機
日本カーバイド工業
大日本印刷
パナソニック
新光商事
NEC
キャノン
日本セラミック
※正確な情報につきましては各社IR情報をご確認ください。
まとめ
大坪誠が長年の研究の末に実現した空中ディスプレイ。
何だろうかと調べてみると、SFやアニメで見たような世界でした。
「できるわけない」と無条件に思い込んでいたものが現実になっていく…という感覚でした。
空中ディスプレイの今後の広がりがとても楽しみです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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