宮川将人と稲葉達也の農家ハンターが凄い!ジビエ入手方法も調査!

人物
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2020年11月1日の情熱大陸において「農家ハンター」として活躍される宮川将人と稲葉達也が出演しました。

現在の日本において鳥獣被害は増加傾向にあり、その一つとして注目されているイノシシ対策。

イノシシ対策にIT技術を導入している地域は徐々に増えています。

その中でも「くまもと農家ハンター」は「イノシシ対策」を「地域活性化」「生活環境の整備」へとつなげていることが大きな特徴です。

記事の内容
●宮川正人・稲葉達也の「くまもと農家ハンター」によるイノシシ被害に対するIoT技術活用を説明
●「農家ハンター」はイノシシ対策を地域産業の活性化・IT技術をつなげたビジネスモデル!
●地域活性化のためにジビエ肉・石鹸を販売しているサイトと購入方法を掲載
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農家ハンターのイノシシ対策に対するIoT活用法

日本ではインターネットによる情報技術を活用したイノシシ対策が広がっています。

この項目ではイノシシ対策が抱えている問題点とIoT活用方法についてまとめました。

イノシシ対策における問題点

近年の高齢化や過疎化により、農業に対する意欲の減退や狩猟者の高齢化が進んでいます。
その結果として農作物に対するイノシシの被害が深刻化・広域化しているのが現状です。

最近では農作物に対する「食害」だけでなく「人との接触事故」の不安も考えられます。

この問題に対して農林水産省でも「鳥獣被害防止総合対策交付金」という制度を通してイノシシ対策の支援を行っています。

イノシシ対策としてIoTを活用することは見回りの負担軽減と効率化に繋がっています。

遠隔操作によって罠の操作が可能なだけでなく、捕獲した動物の大きさや数をデータとして集めることができるのです。

データの活用方法では主に以下の点が挙げられます。

●捕獲方法やイノシシの生態を把握し、成功例だけでなく失敗例をも共有することで高い捕獲実績を上げる。

●イノシシ捕獲に関するビッグデータをもとに出現状況から罠の位置を考えるシステムを構築。

くまもと農家ハンターにIoTが導入された経緯

「農家ハンター」の特徴は画像解析技術などのインターネット技術を活用して野生動物の行動を「見える化」している点。

そして国連SDGs活動にも取り組んでいる点です。

とても簡単に言うと

●生活環境を整えること
●地域の活性化

といった事にも取り組んでいるということです

花農家の3代目である宮川は留学先のシリコンバレーでネット販売を始めました。
熊本から全国を相手に蘭を売りましたが簡単に売れるものではありません。

2011年に宮川らが育てた特別な蘭が楽天市場の総合ランキング1位に選ばれました。

喜んだのもつかの間。
計画を大幅に上回る注文を受けたために問題が続出。

これを機に「金のために働く」のではなく「社会のために何を遺すことができるのか」と考え始めました。

2016年2月。

地域のミカン農家の方から「イノシシ被害がひどくてミカン農家をやめようと思う」という話を聞きます。宮川はそこでイノシシ被害について知ることになります。

猟師の数は減っているのにイノシシは増えている。
放置していたら農業被害にとどまらず人との接触事故が多発するのではないか。

そこで思いついたので「農家ハンター」でした。

火災や災害から地域を守る消防団のように地域と畑を守るために農家が立ち上がろう!

2016年4月。

熊本県内各地から25人のメンバーが集まり、イノシシ対策に関する勉強会や講習会を重ねていきました。

宮川はこのように話しています。

イノシシを捕まえるのは体力的にも精神的にも容易なものではない。
どんな大義を持っていても人間都合でイノシシの命を奪うのですから。

イノシシ対策を開始したものの、宮川らの本業は農業であり見回りの困難さが露見されました。

そこで罠にIoTを装備しました。

しかしそれも非効率的なものでした。

そんな中で偶然にも楽天でIT技術に関する事業を担当する方に出会います。

現在、宮川らの農家ハンターは年間約1000頭のイノシシを捕獲しています。

捕獲したイノシシは無駄にしないためにジビエ肉として販売しています。

ジビエ加工施設建設に際してはクラウドファンディングを活用。

現在の活動についての詳細は下記公式サイトに詳しく掲載されております。

宮川将人と稲葉達也の「くまもと農家ハンター」公式サイト

ジビエなど「農家ハンターショップ」での商品購入方法

「くまもと農業ハンター」では地域活性化の一つとして特産品を販売しています。

農家ハンターSHOP

こちらのお店ではジビエはもちろん熊本の様々な特産品が販売されています。

ジビエ

精肉ブロックやウインナー・ハム・カレーなど様々な商品があります。

 

イノシシ脂せっけん「サングリエ」

赤ちゃんから使うことができる自然派せっけん。
2021年4月時点では取り扱いが中断しているようです。

人参・トマトなど野菜

 

 

くまもと農家ハンター宮川と稲葉の経歴

宮川将人

1978年熊本県三角町生まれ
花農家

稲葉の母がイノシシ被害で農業のやる気を失っていることに地域の危機を感じ、稲葉らと農家ハンターを立ち上げた発起人。

東京農業大学在学中にバックパッカーとして13か国を一人で旅したのちに家業を継ぐ。

「楽天市場ショップオブザイヤー2017」受賞

稲葉達也

1978年熊本県三角町生まれ
ミカン農家

小学生からヨットに長けていたため海の仕事に従事
野生動物被害が激増したことを機に脱サラ
地元で被害対策にあたるとともに被害農家の相談に乗る

鳥獣管理士
農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー(農水省)

まとめ

こちらの記事では近年において大きな話題の一つである「イノシシ対策」について書かせていただきました。

イノシシ対策・地域産業の活性化・IT技術をつなげているところがとても魅力的な「くまもと農業ハンター」

イノシシの命をいただいていることを無駄にしないこと。
地域に暮らす人々の生活環境を守るために活動すること。
特産品を流通させるとともに「物」に秘められたストーリーを合わせて伝えていくこと。

「くまもと農業ハンター」の活動を知るにつれ、私はIT技術を通して暖かな心が広がっていくような印象を覚えました。

最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。

なお、今回の記事を通じ、人間の生活環境を守るためにイノシシの命をいただいて良いのか…という議論も上がってくるかとは思います。

これについては様々な見解があり、今回はお話を控えさせていただきました。

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